「恋駅プロジェクト」を展開する智頭急行の恋山形駅(鳥取県智頭町)は、同駅を“恋のパワースポット”にする試みとして、駅舎をピンク色に染めました。「とことんハートとピンクにこだわる」という宣言通り、ゴミ箱や椅子、ミラーなど、ほぼすべての設備をピンク一色に。駅名標は大きなハートの形に変わり、1日の平均乗降人員が2人という無人駅で、訪れる人を温かく出迎えます。6月9日(日)には、オープニングセレモニーが開催されます。
▽ http://site5.tori-info.co.jp/p/chizukyu/event/83/
日本で駅名に“恋”がつくのは、恋山形駅、恋ヶ窪駅(東京都)、恋し浜駅(岩手県)、母恋駅(北海道)の4駅のみです。このことから、“恋の駅”を持つ各鉄道会社が「恋駅プロジェクト」を設立。1月には“恋の駅”をデザインした記念きっぷが各社から数量限定で発売されました。
恋山形駅が駅舎をピンク色にしたのは、智頭急行による独自の取り組みです。同社のサイトでは、生まれ変わった駅舎の全貌を写真付きで公開。のどかな風景に突如現れるピンク色の建物は、圧倒的な存在感を放っています。
左がピンク色に染まった新しい恋山形駅。右は以前の駅舎。まるで“別人”だ
駅舎の外壁には、大きなハートをデザイン。その足元に描かれている2つのハートは、ここに立つと記念写真が撮れるという印だそうです。駅舎の入り口から撮影した写真を見ると、階段の手すりから駅舎の屋根に至るまで、ピンク色に染まっているのが分かります。階段の先には、ハートに「恋」という文字をあしらったモニュメントを設置。「恋」の字の“点”を表しているハートの部分には、同社が発売するハートの絵馬が置けるようになっているそうです。
6月9日(日)午前10時40分からは、同駅でオープニングセレモニーを開催。モニュメントの除幕式を行うほか、絵馬の販売や、同社のマスコットキャラクター「スーパーはくとくん」が登場する着ぐるみのイベントを実施します。なお、駅周辺には飲食店、自動販売機等はないとのこと。詳細は以下のエントリーをどうぞ。
▽ 静かな山間の駅がピンク色!智頭急行の秘境の駅が一変!(PDF)