天気総合ポータルサイト「tenki.jp」を運営する日本気象協会は、日本に向けて北上している台風27号(フランシスコ)について、動きが遅いため、長期戦の構えが必要だと発表しました。台風を押し上げる太平洋高気圧が周囲になく、「週の後半から影響が長く続く恐れがある」とのこと。10月23日(水)ごろには沖縄や九州・四国方面から雨となり、その後は東北や北海道まで雨の範囲が広がる見込みのため、10月22日(火)までに大雨への備えをするよう呼び掛けています。
▽ http://www.tenki.jp/forecaster/diary/motoasa/2013/10/20/2221.html
▽ http://www.tenki.jp/forecaster/diary/rumi_tokuda/2013/10/20/2211.html
台風27号は10月21日(月)現在、非常に強い勢力を保ったまま、沖縄周辺に向けてゆっくりと北上しています。tenki.jpのコンテンツ「日直予報士」によると、台風の中心は週末にも西日本に近付く予想で、関東から西では10月23日(水)ごろから雨が降り出す見込みです。台風を押し上げる「太平洋高気圧の周りを吹く風」が近くにないことから、本州に接近するまでの動きが遅く、太平洋側を中心に長時間にわたって雨が降るとしています。
予報では、10月23日(水)ごろから沖縄や九州・四国方面で雨となり、10月24日(木)ごろには東北や北海道まで雨の範囲が広がる見込みです。今後の進路次第では大雨の恐れもあり、台風26号で甚大な被害を受けた伊豆大島でも長期間の雨が予想されています。同協会は早めの備えだけでなく、安全に避難できるルートを考えておくなどの対策も促しています。