関西鉄道協会とJR西日本は6月25日、優先座席付近での携帯電話の使用マナーについて、アナウンスを変更すると発表しました。これまで「携帯電話の電源は終日オフ」と案内していましたが、「混雑時は電源オフ」に変更されます。関西エリアの鉄道25社局で、7月1日(火)から順次案内を変更します。
▽ 優先座席付近での携帯電話使用マナーを「混雑時には電源をお切りください」に変更します:JR西日本
▽ 優先座席付近での携帯電話使用マナーを 「混雑時には電源をお切りください」に変更します(PDF)
アナウンスの変更は、大阪市交通局や阪急電鉄など、関西鉄道協会に加盟する関西エリアの鉄道社局と、JR西日本で実施されます。変更前は「優先座席付近では携帯電話の電源をお切りください」と案内されていましたが、7月1日以降は順次、「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」という案内に切り替わります。“混雑時”の定義は、「お客様の体同士が触れ合う程度」と発表しています。
見直しの背景には、2013年1月に行われた「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正、携帯電話の利用形態の変化などがあります。なお、これまでと同様、車内での通話は遠慮するよう呼び掛けています。
「携帯電話電源オフ車両」を導入していた阪急電鉄は、7月14日(月)に当該車両を廃止。7月15日(火)からは、他社局と同じ「各車両の優先座席付近は混雑時に携帯電話の電源をオフ」に変更します。能勢電鉄、神戸電鉄なども同様に案内を変更するとのことです。
▽ 列車内における携帯電話の取り扱いを変更します(PDF)