厚生労働省と警察庁は、覚せい剤や大麻などの規制薬物と類似した作用のある「脱法ドラッグ」について、危険な薬物であるという内容にふさわしい呼称を募集しています。新たな呼称は、幅広い世代が理解できること、「ハーブ」という呼称を原則使用しないことなどが要件です。はてなブックマークのコメント欄には、「イ法の手前ってことで、アホウドラッグ」「珍草ドラッグ」などさまざまな案が寄せられています。
▽ 「脱法ドラッグ」に代わる呼称名を募集します |報道発表資料|厚生労働省
脱法ドラッグの乱用者による事件・事故が社会問題となっていることを受け、危険な薬物であると分かる新たな呼称の募集が始まりました。要件は、危険性の高い薬物だと理解できること、 幅広い世代まで理解できること、公序良俗に反しない表現であること。「ハーブ」は危険性について誤解を与えることから、原則使用しません。
応募はメールまたははがきで受け付けています。締め切りは7月18日(金)で、当日消印有効です。なお、呼称の見直しを望まない場合は、脱法ドラッグという用語に対する意見の記入が呼び掛けられています。
はてなブックマークのコメント欄には、「珍走団的な格好悪い名前をつけるといいと思うよ」「ブラック企業に模して『ブラック薬物』とかどうだろう」といった案をはじめ、脱法ドラッグそのものに対する「呼称も大事かもだけど、『向精神作用のある薬物及びそれに類するもの』という括りを作るのが先では? その後、何を禁止し、何を合法とするかの切り分けをしては?」などの意見も集まっています。