はてなブロガーさんによる「かばんの中身」をテーマにしたリレーコラム、第2回はイラストブログ「asobook」のaso(id:koringoweb)さんによる“カルトンバッグ”の紹介です。すてきなイラストが生まれる裏側を、少しのぞいてみましょう。(編集部)
ご覧いただきありがとうございます。aso(id:koringoweb)と申します。絵を描くのが好きで、asobookというブログで、生活や食べ物のことをイラストを描きながら楽しく綴っています。
今回は私の「カバンの中身」について書かせていただきます。と言っても、私はなるべくカバンの中を少なくしたくて、使わないと思うものはすぐにしまい、最低限のものしか入れない面白みのない中身となっています。なので普段使いのものではなく、持ち歩く頻度の高かった「カルトンバッグ」について書いてみたいと思います。
カルトンバッグはその名の通りカルトン(画板)を入れるカバンです。カルトンは中に紙が挟めるダブルタイプのものを使っています。
私が購入したのはもう何年も前なのですが、絵具が点々とついてしまっただけで、破れることなく使えています。受験対策にデッサン用品を一式揃えなくてはいけなくて、その時に近くの画材屋さんで言われるがままに買いました。
このバッグ、面積が大きいのでものすごく風にあおられます。強い風が吹いている日なんかは、見えない敵と戦っているようです。あとバスや駅の改札を通る時、角度を意識しないとひっかかります。そしてお茶でも飲もうとお店に入ったなら、置き場所を求めてゴソゴソ怪しい動きをしなければいけません。
持ち歩くのはちょっと大変なのですが、家から作業場や教室にカルトンと紙を移動させるには、無くてはならないものです。
中身の基本はカルトンに数枚の画用紙を挟んだものと、30cm定規だけなのですが、紙類はここに入れるクセがついてしまって、気がつけばずっしり重くなっています。
一式持っていかなきゃ、という時はこんなラインナップになります。水彩絵具は別に持ちたいところですが、手荷物が増えると大変なので一緒に入れてしまいます。多分カルトンバッグはこんな風にいろいろ入れるものではありません。
ドラえもんの画用紙は前は入っていなかったのですが、書くものがなくて困っていたら、知人からこの画用紙とアイブロウペンシルをセットで貰いました。消しゴムが入っているケースには紙を留めるための画鋲も入っています。カッターと定規は紙を裁断するのに必須。緑色のクロッキー帳は大きくて少し使いにくいのですが、ささっと形を取りたい時に便利です。
このセットが必要な時は大抵鉛筆セットも必要なので、それは別に持って行きます。左は資料に使う写真のファイルです。鉛筆は自分のためにごりごり使い続けるものと思っていましたが、たまにエントリーシートや健康診断のチェックシートなんかで人の役にたってくれています。用途に適した鉛筆を選んであげるのが嬉しいです。
以上、特に何の参考になるわけでもないカバンの中身でした。たまに電車の中なんかで持っている人を見かけるものの、他の人のカルトンバッグの中身を聞いたり見たりすることがなかったので、自分のものを公開してみました。専門分野によって入っているものや挟んでいるものが違うかと思います。薄い長方形のその中身、その人の見たことのない姿が運ばれているのかもしれません。
筆者:aso(id:koringoweb) はてなブログ:asobook美術学校を卒業し、時間を見つけてはひっそり絵を描いています。数少ない友達は絵の具。文章や絵を通して伝わるものがあればと、日々筆を握り締め、HP「futenet」で絵やブログを更新しています。
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