連載企画「お金のヒント」第4回のテーマは「今日から始める貯金術」です。効果的にお金をためる方法は、その人の収入や支出の内訳、生活スタイルなどによってさまざま。「なかなか貯金が増えない……」という人は、今一度やり方を見直してみませんか? 自分に合った貯金の方法を見つけるコツ、貯金の“クセ”を付ける方法などを紹介します。
■ 成功例から学ぶ“貯金の心得”
まずは貯金をする際の“心得”について、参考にしたいエントリーを紹介します。
<自分に合った貯金方法を見つけるには>
▽ 貯金体質に変わる、「最短ルート」はこれだ! | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
こちらのエントリーでは、貯金に成功しない理由として「自身に合った方法を選択できていない」ことを挙げています。貯金を始める際にまずするべきなのは、とりあえずレジャー費や小遣いを減らすといったことではなく、お金をためる方法の「全体像を把握する」こと。収入の増やし方、支出の減らし方といった項目を「ロジックツリー」として図に洗い出し、自分の生活環境や生活スタイルに合った「効果を出しやすい手段」を選択します。取り組むべき方法が見えた後の具体的な対策については、貯金関連の本が参考になるとのこと。 節約術や資産運用についてなどさまざまな本があるので、自分が取り組むべきテーマについての本を選びます。
▽ お金や貯金、投資などについて学んだ本11冊 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
ブログ「読書で本から学ぶブログ【書評・感想】」のid:dokushohonさんは、上記のエントリーで自身が読んだ貯金本を紹介しています。どんな本があるのか気になったら、こちらも参考にしてみてください。
<貯金の“クセ”を付け、目標を決めよう>
▽ http://horahareta13.hatenablog.com/entry/2014/10/07/200256
ブログ「タヌキ部屋」の吉本ユータヌキ(id:horahareta13)さんは、以前勤めていた会社の社長から教わったという「貯金と人を育む5つの教え」についてつづっています。それまで「ダラダラしたお金のサイクル」だったという吉本さんですが、ある日社長に声を掛けられたのをきっかけに、貯金をスタートしました。「貯金は最初が肝心で貯まり出すとクセになるから」という社長の言葉通り、気が付けば通帳記入が趣味になるほどだったそう。“1年で100万円ためる”という目標を立てたこともモチベーションにつながりました。目標額がたまった際には、節約の気持ちを忘れず、メリハリを付けて使うことの大切さも教わったといいます。
■ “自動的にたまる”仕組みを作る貯金術
続いては、はてなブックマークで注目を集めた具体的な貯金のテクニックを見ていきましょう。
<手取り16万円から始める貯金術>
はてな匿名ダイアリーに寄せられたこちらのエントリーでは、投稿者が実践している貯金術について、収支の内訳も交えながら詳細に解説しています。投稿者によると「あるお金を我慢して使わないようにするのでなく、貯める分のお金は見えない状態にしておく」のがポイント。ネット銀行の定額自動振込サービスやデビットカードを活用して「払うべきは早めに払う」仕組みを作り、「決めた金額以内で毎月生活する」というルールを設けています。
<自動積立預金を活用しよう>
▽ 今年こそ始めたい、月収20万円でも年間50万円貯める方法 | nanapi [ナナピ]
上記のエントリーで紹介しているのは、月収20万円で年間50万円をためることを目標とした貯金術。銀行の「自動積立預金」を活用して、毎月決まった額を積立用の口座に預けます。最初の2ヶ月間は積立に回す金額を3万円に設定し、支出の見直しを。3ヶ月目からは金額を4万4000円に増やし、支出の見直しで分かった“無駄”を省いていきます。半年経った時点でたまったお金は、つい手を出してしまうことがないように定期預金口座へ。再度家計をチェックし、支出の増えそうなイベントがある場合は対策を考えます。
■ 老後のための貯金はどうする?
年齢を重ねるにつれ、気になるのが老後の資金について。まだまだ先の話……と感じるかもしれませんが、少しずつ考えてみませんか?
今から数十年先に必要な老後資金については、年金の支給開始年齢や物価など不確定要素が多いため、具体的な金額はなかなかイメージしづらいものです。上記のエントリーでは、老後資金は多い方が安心できるものの、今の生活の中で有効に活用することも大切だとして、無理のないプランを提案。例として「60歳までに10年分の生活費を貯める」という目標を立てた場合について紹介しています。年金の支給開始年齢が70歳になっても、10年間は貯金で生活できる計算です。
■ 次回のテーマは「不用品をお金に変える便利なサービス」です
いらなくなった本やCD、ゲーム、洋服などは、捨てる前に“お金に変える”方法がないか調べてみましょう。最近は、自宅にいながら利用できる便利な買い取りサービスが続々登場しています。不用品の中に、意外と高値の付く商品が眠っているかも……? 次回、連載第5回は10月16日(金)公開です。どうぞお楽しみに!
<連載の更新をお知らせします!>
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