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テニミュ3rdシーズンに氷帝いよいよ登場 新曲11曲、初の上海公演……14年目の止まらない挑戦



ミュージカル『テニスの王子様』青学vs氷帝 | ミュージカル『テニスの王子様』公式サイト

テニミュの愛称で親しまれているミュージカル『テニスの王子様』は、1999年から2008年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた許斐 剛さん原作の漫画『テニスの王子様』を題材とする舞台作品。主人公・越前リョーマを中心とした青学(せいがく)テニス部が全国制覇を目指す物語を描いており、原作の最終話に当たる全国大会決勝までを1つのシーズンとして上演しています。初演がスタートした2003年以降、1stシーズン・2ndシーズンと共に成功を収めたテニミュは、2014年11月から3rdシーズンに突入。2016年3月時点で上演数は1,400公演以上、累計動員数は210万人以上と、14年目を迎えた現在も勢いを止めることなく挑戦をし続けています。

テニミュ

越前リョーマ役 古田一紀さん

今公演で描かれるのは、関東大会の1回戦・氷帝との対決。原作ファンの間でも注目度の高い試合が展開されるだけでなく、カリスマ的な人気を誇る跡部景吾がついに降臨する大きな1戦となります。テニミュを深く知らないという人にとっても、どこかで一度は触れたことがあるかもしれない象徴的なシーンが数多く登場するのも今公演の特徴。テニミュを構成する楽曲の中で代表的なナンバーも、この関東大会氷帝公演で生まれました。

テニミュ

氷帝のメンバー

さらに、今公演が注目を集めるもう1つの理由は、テニミュの特殊なシステムともいえるキャストの卒業。3rdシーズンの1作目に当たるミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs不動峰公演から約2年にわたって青学(せいがく)キャストを務めてきた12人は、今作をもってテニミュを卒業することが決まっています。現在の青学は8代目。脈々と受け継がれてきたテニミュの歴史の中で、出演キャスト数は300人にのぼるそうです。

大きなターニングポイントを迎える青学(せいがく)キャストですが、囲み取材の中で、座長としてテニミュを引っ張る主人公・越前リョーマ役の古田一紀さんは「僕たち青学(せいがく)の卒業公演ですが、気持ちとしては不動峰公演のときからずっと言っていた『1公演1公演を大切に、丁寧に』というのを曲げずに、その気持ちのまま最後まで頑張りたいと思います」と冷静にコメント。卒業だからと特別に気負うことなく、目の前にある公演をただ1つ1つ丁寧に演じていくのみという姿勢を見せました。

テニミュ

氷帝公演は、3rdシーズン初の3幕構成で上演。これまでのシーズンで披露された楽曲に加え、新たに11曲を用意するなど、同シーズンの中では最も多い新曲の数となりました。それぞれの試合も見どころ十分で、各キャラクターの熱い思いを乗せたラリーの応酬が、ふんだんに取り入れられた歌やダンスと共にたっぷりと描かれています。

テニミュ

テニミュ

手塚国光役の財木琢磨さんは、自身が思う見どころについて「手塚が肩を痛めながら熱い戦いを繰り広げる、跡部との試合です」とコメント。対戦相手となる跡部景吾役の三浦宏規さんも手塚との試合シーンに触れ、「試合が終わって手塚の腕を持ち上げるシーンは、跡部の思いと手塚の思いを、お客さんそれぞれに感じ取っていただきたいです」とファンに呼び掛けました。

テニミュ

跡部景吾役 三浦宏規さん

テニミュ

5歳からクラシックバレエを始めるなど、バレエを得意とする三浦さん。その身体能力を存分に生かしたダンスはまさに優美。跡部景吾という人物から新たな表現を引き出しているほか、今公演のキービジュアルに描かれたキャッチコピー「氷帝降臨」を表す圧倒的な強さも見せつけています。

テニミュ

しかし、そんな氷帝に立ち向かう青学(せいがく)も熱い炎を胸にラケットを握ります。古田さんは「(試合中に)帽子を取って投げるシーンがあります。強敵と戦うときは帽子を取るので、リョーマがすごく本気になっているというか。やっと帽子を取るところまでたどり着いたなというのが、自分の中では見どころです」とコメント。最後の試合を飾るにふさわしい熱戦を届けることを約束しました。

テニミュ

最後に、ファンに向けて古田さんは「待ちに待った氷帝が出てきて、皆さん『わー氷帝だー』ってなると思うんですけど。青学(せいがく)は今回で卒業なので僕たちのこともちゃんと見てください!」と笑顔で挨拶。それを受け、三浦さんは「『氷帝だ!』って言わせたいです。青学(せいがく)は卒業ですけど、僕たちも『氷帝だ!』って言ってもらえるようなインパクトを与えるチームにしたいです」とコメントします。こうした2人の熱い心境を表すように、財木さんは「これまでの集大成をこの公演にぶつけて、氷帝とバチバチやりあっていきたいと思います」と述べました。

テニミュ

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs氷帝の東京公演は、7月24日(日)をもって好評のうちに閉幕。この後、大阪公演、愛知公演、宮城公演、福岡公演と続き、9月22日(木・祝)から東京凱旋公演として再び東京で公演を行います。また、今公演では3rdシーズンとしては2度目の海外公演も決定。9月15日(木)から9月17日(土)まで、中国・上海で全5公演を実施します。詳細はサイトをどうぞ。


https://www.youtube.com/watch?v=LHunqGN2HC0

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs氷帝

<公演概要>
  • 東京:TOKYO DOME CITY HALL
    • 2016年7月14日(木)~7月24日(日)
  • 大阪:大阪メルパルクホール
    • 2016年8月10日(水)~8月21日(日)
  • 愛知:名古屋国際会議場 センチュリーホール
    • 2016年8月27日(土)~8月28日(日)
  • 宮城:多賀城市民会館 大ホール
    • 2016年9月3日(土)~9月4日(日)
  • 福岡:福岡サンパレス ホテル&ホール
    • 2016年9月10日(土)~9月11日(日)
  • 上海:美琪大戯院(MAJESTIC THEATRE)
    • 2016年9月15日(木)~9月17日(土)
  • 東京凱旋:TOKYO DOME CITY HALL
    • 2016年9月22日(木・祝)~9月25日(日)
<キャスト>
  • 青学
    • 越前リョーマ役:古田一紀
    • 手塚国光役:財木琢磨
    • 大石秀一郎役:石田 隼
    • 不二周助役:神里優希
    • 菊丸英二役:本田礼生
    • 乾 貞治役:田中涼星
    • 河村 隆役:滝川広大
    • 桃城 武役:眞嶋秀斗
    • 海堂 薫役:佐奈宏紀
    • 堀尾聡史役:志茂星哉
    • 加藤勝郎役:篠原 立
    • 水野カツオ役:晒科 新
  • 氷帝
    • 跡部景吾役:三浦宏規
    • 忍足侑士役:井阪郁巳
    • 宍戸 亮役:小早川俊輔
    • 向日岳人役:北乃颯希
    • 芥川慈郎役:田村升吾
    • 滝 萩之介役:山﨑晶吾
    • 樺地崇弘役:八巻貴紀
    • 鳳 長太郎役:渡辺碧斗
    • 日吉 若役:内海啓貴
  • 山吹
    • 南 健太郎役:北川尚弥
    • 千石清純役:森田桐矢
    • 東方雅美役:辻 凌志朗(※「辻」は一点しんにょう)
    • 新渡米稲吉役:登野城佑真
    • 室町十次役:仁科祐二
    • 喜多一馬役:蒼木 陣
    • 壇 太一役:佐野真白
<スタッフ>

原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ・コミックス刊)
オリジナル演出:上島雪夫
演出:本山新之助
音楽:佐橋俊彦/坂部 剛
脚本・作詞:三ツ矢雄二
振付:本山新之助/上島雪夫
主催:【日本公演】テニミュ製作委員会【上海公演】奈尔可(上海)文化发展有限公司、永乐演艺
協賛:ファミリーマート
Twitter:@tennimunews
ミュージカル『テニスの王子様』公式HP:http://www.tennimu.com/
テニミュ・モバイル:http://www.tennimu.jp

(c)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(c)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

文: あおきめぐみ

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