21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区)は10月14日(金)から、企画展「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」を開催します。グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが手掛ける「デザインの解剖」は、身近な製品をデザインの視点で解剖・検証するプロジェクト。本展では解剖対象として「きのこの山」「明治おいしい牛乳」など明治の製品を取り上げます。
▽ 21_21 DESIGN SIGHT | 「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」 | 開催概要
佐藤さんは2001年から、身近な製品の成り立ちをデザイン的に検証するプロジェクト「デザインの解剖」に取り組んでいます。プロジェクトの目的は、製品の生産過程で素材やパッケージなどに込められた、多様な工夫を解剖して読み解くこと。これまでに、ロッテの「キシリトールガム」や富士フイルムの「写ルンです」などを解剖してきました。
「デザインの解剖2: 富士フイルム 写ルンです」
(2002年5月15日~6月10日、松屋銀座 デザインギャラリー1953)
(Photo: Ayumi Okubo / parade-inc.)
本展ではこれまでの解剖の成果を紹介するほか、新たな解剖対象として、明治が販売する5つの製品「きのこの山」「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」「明治ミルクチョコレート」「明治おいしい牛乳」「明治エッセル スーパーカップ」に着目。「きのこの山」の製造過程で生まれる個体差や、「明治ミルクチョコレート」が現在の形になった理由、紙を細かく折ることで形成された「明治エッセルスーパーカップ」のカップの特徴などに迫ります。
「デザインの解剖 4: 明治乳業(現:明治) 明治おいしい牛乳」
(2003年8月13日~9月8日、松屋銀座 デザインギャラリー1953)
(Photo: Ayumi Okubo / parade-inc.)
「きのこの山: きのこの山、たけのこの里 断面図」
(Photo: Ayumi Okubo / parade-inc.)
このほか、武蔵野美術大学の学生による「デザインの解剖」プロジェクトも展示します。会期は2016年10月14日(金)から2017年1月22日(日)まで。火曜日と年末年始は休館します。入場料は一般が1,100円、大学生が800円、高校生が500円、中学生以下は無料です。展示内容や関連プログラムなどの詳細は、21_21 DESIGN SIGHTのサイトをどうぞ。