消費者庁は10月7日(木)、「全国焼肉協会」に、「ロース」と表示している料理にロース以外の部位の肉を使っている場合があるとして、メニュー表示の見直しを要請しました。焼肉店や精肉店に行くと「ロース」や「サーロイン」「ミスジ」などの部位が表示されていますが、部位の名称や位置をきちんと覚えられている方は少ないのではないでしょうか?今日は、牛と豚と鶏、それぞれの部位の名称を紹介している3つのサイトを紹介します。
■焼肉といえばこれ!牛肉の部位
焼肉好きの管理人が運営するこちらのサイトでは、焼肉店でよく見かける牛肉の主な部位が、特徴や食べ方とともに紹介されています。以下に、紹介されている部位の一例を抜粋します。
- ミスジ…肩部分の中程にある赤身肉。一頭からとれる量が少なく、肉質が良い。主に刺身やタタキなどで食す
- ロース…頭部に近い肩ロースとお尻に近いリブロースの2種類がある。一般的にもよく知られている部位
- ランプ…腰からお尻にかけてある、モモ肉の中でも一番柔らかい部位。ユッケに使用される
そのほか、内臓に当たるホルモンについても、部位の解説があります。どの位置なのかがわかるよう、イラストも挿入されており、とてもわかりやすいサイトとなっています。
■ビタミンたっぷり!豚肉の部位
ビタミンB1が豊富なことで知られている豚肉。ショウガ焼きやトンカツなど、人気メニューにも欠かせない食材です。豚肉の情報が多数掲載されている「豚肉ランド」から、豚肉の部位についてまとめているページを紹介します。位置に関しては、上の画像を参考にしてください。
- ヒレ…お尻に近い部分にあるヒレ。豚肉の中では、ロースと並び上質といわれている部位で脂身が少ないのが特徴
- 外モモ…モモより外側にあるのがこの外モモ。こちらも脂身が少ない
- 豚足…沖縄料理でおなじみの豚足は、その名の通り豚肉の足に当たる部分。コラーゲンがたっぷり含まれている
豚肉の部位の名称は、「ロース」や「モモ」など、牛肉と共通しているものがほとんどなので、あわせて覚えるのがオススメです。
■ヘルシー&バリュープライス!鶏肉の部位
最後は、銘柄鶏や鶏を使った食材を販売している「とり治」のページから、鶏肉の部位を紹介します。脂肪分が少なく、女性に人気の鶏肉。牛や豚と違い、独自の名称が多い鶏肉は、位置と一緒に名称も覚えてみましょう。
- ずり…筋胃。コリコリとした食感が楽しめる
- せせり…首の肉。焼き鳥店でもおなじみ
- テール…しっぽに当たる部分。「ぼんじり」や「さんかく」とも呼ばれる
意外と知らない、食肉の部位の名称。特徴や肉質を知っておけば、飲食店で役立つことも多いので、ぜひこの機会に覚えてみてください。
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