東北地方太平洋沖地震の発生後、東北地方や関東地方の広い範囲で余震が続いています。地震は、いつ、どこで発生するかが分かりません。エレベーターの中、お風呂の中、車の中など、すぐに避難するのが難しい場所で地震が起きた場合の対処法をご紹介します。
■ 屋内の場合
地震が発生したら、机の下など安全な場所で身を守るのが最優先です。しかし、場所によってはすぐに移動できない場合もありますよね。
<就寝時、エレベーターの中ではどうするべき?>
上記のエントリーでは、すぐに避難しづらい場所での対処法を次のように紹介しています。
- 就寝時
- 枕や布団で頭を守る。揺れがおさまってから、足元に十分注意して行動する。
- エレベーターの中
- 揺れを感じたら、全ての階のボタンを押して最寄りの階で降りる。万が一閉じ込められた場合は、非常用の電話で連絡する。
- 映画館や劇場の中
- シートの間に身をかがめ、手や持ち物で頭を守る。出口に殺到せず、従業員の指示に従う。
- デパートの中
- 商品の棚からすぐに離れる。従業員の指示に従い、落ち着いて行動する。
机などの下に逃げられない場合でも、持ち物や手で頭をかばいましょう。エレベーターは地震時に緊急停止することがあるので、避難に使うのは絶対に避けてください。
<お風呂やトイレの中では?>
▽ http://news.nicovideo.jp/watch/nw45921
▽ お風呂やトイレにいるときはどうすればいいの?(PDF)
最も無防備な状態になってしまうのが、お風呂やトイレの中にいた場合です。地震が発生したら、閉じ込められないよう、まずドアを開けて出口を確保しましょう。揺れがおさまった後、足元に危険がないか十分注意しながら外に出ます。窓ガラスや鏡が割れないように、日頃から飛散防止フィルムを貼っておくのもオススメです。外に出たら、火災を防ぐためにガスの元栓を閉めます。
■ 屋外の場合
建物の外にいる場合や、車や電車で移動中の場合はどうすればいいのでしょうか?
▽ ホームページリニューアルのお知らせ|東京都防災ホームページ
東京都防災ホームページでは、屋外での対処法を次のように紹介しています。
- 街の中
- 落下物に注意し、かばんなどで頭を守る。自動販売機や建物の壁ぎわ、塀ぎわには近づかないようにし、空き地や公園などに避難する。
- 車の中
- 急ブレーキはかけずに、ゆっくりと速度を落とす。左に寄せて停止し、揺れがおさまるのを待つ。車から離れる際はドアをロックせず、キーをつけたままにする。
- 電車の中
- つり革や手すりにしっかりつかまる。勝手に行動せず、乗務員の指示に従う。
- 海岸付近
- 海岸や低地には近寄らず、高台に避難する。津波の情報に注意する。
外にいる場合は、窓ガラスや看板などの落下物に十分注意しましょう。特に大勢の人がいる場所では、パニックにならないよう落ち着いた行動が必要です。
基本的な地震対策については、下記のエントリーでご紹介しています。家具の固定や持ち出し用の荷物など、一度チェックしてみてください。
▽ 阪神大震災から15年、今こそ知りたい「家庭でできる地震対策」 - はてなニュース
Title Photo by El Gran Dee