フランスのパリで3月4日から7日まで開催されたパンのワールドカップ「2012 クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」(以下クープ・デュ・モンド)で、日本代表チームが優勝しました。日本代表チームが優勝するのは2002年以来で、今回が2度目です。
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パンのワールドカップ「クープ・デュ・モンド」は、フランスの手作りパン振興会が主催する大会です。最初の大会は1992年に開かれました。3年に一度開催されています。2012年の参加国は12ヶ国でした。
参加国はそれぞれ3人で構成される選手団を結成します。日本からは長田有起さん(神戸屋レストラン)、畑仲尉夫さん(神戸屋レストラン)、佐々木卓也さん(ポンパドウル)が代表として参加しました。大会では、各チームは以下の4つのテーマに沿ってパンを製作します。
- 1. バゲットと特別なパン(パン・ド・カンパーニュやフランスパンなど)
- 2. ヴィエノワズリー(クロワッサンやデニッシュ、ブリオッシュなど)
- 3. パン・サレ(調理パン類)
- 4. 飾りパン
飾りパン部門では、自国のアイデンティティーを表現したパンを作成します。日本代表チームが作成したのは、鶴をモチーフにしたパンです。飾りパン部門を担当した畑仲さんは、鶴をモチーフにした理由について以下のようにコメントしたそうです。
ツルというのは、すごく絆が強い鳥でありまして、日本は去年、地震がありまして、大きな被害があって、やはり、日本の絆を(大切にしたかった)
今回の大会に2人が参加した神戸屋レストランでは、「春の大感謝祭」を3月1日から31日まで開催しています。大会に参加した長田さん、畑仲さんがそれぞれ開発したパンと、実際に大会に出品されたパンの3種類を販売しています。
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