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大粒の“ひょう”は竜巻の兆候? 突然発生する竜巻から身を守る方法


■ 竜巻のメカニズム

名古屋市科学館 | 科学館を利用する | 展示ガイド | フロアマップ | 竜巻ラボ

積乱雲の下にできる強い空気の渦を竜巻といいます。発生のメカニズムは解明されていませんが、強い「上昇気流」が、寒気と暖気がぶつかって生じる「回転流」を引き伸ばし、竜巻に成長させると考えられています。

■ 大粒の“ひょう”が降ったら危険? 竜巻の兆候


http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/tornado/index.htm

気象庁と内閣府が製作したパンフレット「竜巻等突風災害とその対応」に、竜巻が接近する際によく現れる特徴が記されています。主な兆候は以下の通りです。

  • 空が急に暗くなる
  • 大粒のひょうが降る
  • 雲の底から地上に伸びる、ろうと状の雲が目撃される
  • 飛散物が筒状に舞い上がる

これらの他に、「ゴーというジェット機のような轟音がする」「気圧の変化で耳に異常を感じる」といった聴覚的な現象が起きる場合もあるとのことです。

■ 頑丈な建物や窓の少ない部屋へ――竜巻から身を守る方法


http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/bousai/knowledge/05.html
Honda|家族みんなのHonda防災ノート|災害別の防災ノート|竜巻の対処法

竜巻と思われる突風が起きた場合、どうやって身を守ればいいのでしょうか? Yahoo! JAPANやホンダのページでは、竜巻の対処法がまとめられています。

屋外にいる場合は「鉄筋コンクリートのビルなど頑丈な建物に避難する」「水路やくぼみに身を伏せて両腕で頭と首を守る」などの方法があります。屋内にいる場合は「窓の少ない部屋に移動する」「丈夫なテーブルや机の下に入り両腕で頭と首を守る」などの対策を行います。

飛来物で窓ガラスが割れる可能性があるため、「雨戸やシャッターを閉める」「窓際から離れる」なども重要です。

■ 竜巻が発生する可能性を予測

竜巻などの突風は規模が小さく、観測機器で実体を捉えることができないとされています。気象庁では、竜巻やダウンバーストなどの激しい突風に対して注意を呼び掛ける「竜巻注意情報」を公開しています。有効時間は発表から1時間です。

気象庁 | 竜巻注意情報

また「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の程度」を推定する「竜巻発生確度ナウキャスト」を公開しています。可能性の程度を示すのは「発生確度1」「発生確度2」の2つ。竜巻などの突風が発生する可能性があり、注意が必要な「発生確度2」の場合、予測の的中率は5~10%とのことです。

気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
気象庁|竜巻発生確度ナウキャストとは


Title Photo by NOAA Photo Library

文: タニグチナオミ

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