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葛飾北斎、歌川広重らの作品は“視覚”で変革した 六本木で「のぞいてびっくり江戸絵画」展




サントリー美術館「のぞいてびっくり江戸絵画―科学の眼、視覚のふしぎ―」展 開催会期:2014年3月29日(土)〜5月11日(日) 2014.1.15 ニュースリリース サントリー

「のぞいてびっくり江戸絵画」の展示は、5つのテーマで構成されています。「第1章〈遠近法〉との出会い」では、「透視図法(線遠近法)」を用いた浮世絵や、洋風表現を取り入れた「空気遠近法」などに注目。小田野直武の「不忍池図」や葛飾北斎の「北斎漫画 三編」など、さまざまな絵師の作品から、遠近法の多様さを紹介します。

「第2章〈鳥の眼〉を得た絵師たち」でスポットライトを当てるのは、上空から地上を見下ろす「鳥瞰図(俯瞰図)」と、18世紀に日本で普及し初めた望遠鏡。絵師たちが想像力を働かせて描いた鳥瞰図と、望遠鏡に対する人々の関心の高まりを表す作品を展示します。

ほか、「第3章〈顕微鏡〉でのぞくミクロの世界」「第4章〈博物学〉で観察する」「第5章〈光〉と〈影〉を描く―影絵・鞘絵・鏡・水面」を通じ、科学と視覚、絵画の関係を伝えます。展覧会関連プログラムとして、識者の講演会や親子向けのワークショップなども実施します。

開館時間は午前10時~午後6時で、一部開館時間が異なる日もあります。休館日は火曜日。当日の入館料は大人1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料です。作品保護のため、会期中に展示替えがあるとのこと。詳しくは上記のエントリーでどうぞ。

文: タニグチナオミ

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