満月の一部が欠けたまま地平線から昇ってくる月食「月出帯食」が、4月15日(火)の午後6時ごろから、東日本で見られます。午後6時半ごろの高度は3度未満と観測条件はよくないものの、チャンスがあれば東の空がよく見渡せる場所で観察できるそう。ウェザーニューズは、赤銅色の月を観察できるハワイ島での「皆既月食」の様子を、同日にネット配信します。
▽ 2014年4月15日 部分月食(東日本、月出帯食)
北米やハワイなどでは、月が完全に地球の影に入ることで赤銅色に見える「皆既月食」を観察できます。日本では皆既月食が終わったころに月の出の時刻を迎えるため、月が白く丸い形に戻っていく「部分月食」しか見られません。部分月食が終了する午後6時半ごろの月の高度は、北海道・東北・関東で高度3度未満。西日本では部分月食が終了した後に月の出の時刻を迎えます。
国立天文台の月食各地予報によると、東京の4月15日の月の出は、午後6時14分ごろ。部分月食の終わりは、午後6時33分ごろになる見込みです。
▽ 月食各地予報 - 国立天文台暦計算室
ウェザーニューズは国立天文台ハワイ観測所による協力のもと、ハワイ島から皆既月食を中継する特別番組を、インターネット気象情報番組「SOLiVE24」で配信します。配信時間は午後3時~午後5時。また午後2時~午後7時には、皆既月食の全行程をパソコン向けの特設ページでフル配信します。
▽ 4月15日、ハワイから"皆既月食"を『SOLiVE24』で生中継! | Weathernews Inc.
▽ http://weathernews.jp/eclipse2014/
アストロアーツによると、今回は「赤銅色の丸い月」を国内で観測できないものの、10月8日(水)には「たいへん条件の良い皆既月食」が全国で見られるとのことです。