文化庁は4月18日、普段使っている言葉の“本来の意味”を動画で紹介する「ことば食堂へようこそ!」を公開しました。第1回のテーマは「役不足」。今後も「気が置けない」「他山の石」「情けは人のためならず」などの慣用句を取り上げます。
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「ことば食堂へようこそ!」では、文化庁が2000~2012年度に実施した「国語に関する世論調査」をもとに、コミュニケーション上の齟齬(そご)が生じる場面、言葉の本来の意味、本来とは異なる意味が生まれた背景などを約4分の動画で紹介します。動画は全20話。動画の台本や文化庁が過去に掲載した「言葉のQ&A」もあわせて紹介します。
第1話で取り上げた慣用句は「役不足」。あるオフィスの広報部を舞台に、上司と部下のやりとりに登場した「役不足」の本来の意味を考えます。
▽ https://www.youtube.com/watch?v=2QFryGkbMks
解説によると「役不足」は「本人の力量に対して役目が軽すぎること」という意味。2002年度、2006年度、2012年度の「国語に関する世論調査」では、「本人の力量に対して役目が重すぎること」と答えた人が半数を超えたとのことです。