妖怪をテーマにした雰囲気たっぷりなイベントで、ゾクゾクと残暑を楽しんでみませんか? 浮世絵の展示や、京都・嵐山の妖怪電車など、各地にさまざまな妖怪が出没しています。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんの故郷では、インパクトのある“妖怪フード”を味わえます。
■ 妖怪を描いた絵の展示
<江戸妖怪大図鑑>
▽ 江戸妖怪大図鑑
さまざまな妖怪たちを描いた浮世絵の特別展「江戸妖怪大図鑑」が、東京都渋谷区の太田記念美術館で開催されています。会期は3部構成で、8月26日(火)までは第2部として「幽霊」をテーマに展開。葛飾北斎の妖怪画「百物語」全5点を同時に展示するほか、歌川国芳が描く幽霊や亡霊の作品を公開します。
第3部「妖術使い」は、8月30日(土)から9月25日(木)まで開催。歌川国芳の「相馬の古内裏」をはじめ、人間をだまそうとするキツネたちを描いたユーモアのある浮世絵も登場します。
<幽霊・妖怪画大全集>
▽ 企画展「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」: 山梨県立博物館 -Yamanashi Prefectural Museum-
山梨県笛吹市の山梨県立博物館では、主に日本画家・吉川観方のコレクションで構成した企画展「幽霊・妖怪画大全集」を9月8日(月)まで開催。伝・円山応挙の「幽霊画」や、月岡芳年の「新形三十六怪撰」などが展示されます。
ギャラリートークの開催日を除き、午後3時30分以降は演出のために通常より照明を暗くするとのこと。雰囲気たっぷりの空間で作品の世界観を体験できそうです。
■ 京都・嵐山駅が“妖怪尽くし”に
▽ 嵐電妖怪電車の運行と妖怪イベントの開催について | お知らせ | 京都・嵐山の観光に、京都、四条大宮から嵐山、北野白梅町を繋ぐ、嵐電
▽ http://www.kyotoarashiyama.jp/yokai/
京都の嵐電(京福電鉄)は、毎年恒例の「嵐電妖怪電車」を期間限定で運行。連動イベントの「嵐山駅で5体の妖怪を探せ」では、嵐山駅に隠れた5体の妖怪を見つけてクイズに回答し正解すると、優待特典付きの「妖怪オリジナル缶バッジ」がもらえます。
さらに、人気投票企画「嵐電 妖怪総選挙2014」も開催。嵐山駅での得票数とFacebookの「いいね!」の数の合計で優勝者を決定します。イベント期間は9月15日(月・祝)までです。
■ 水木しげるロードで妖怪フード
鳥取県境港市は、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんの故郷です。作中に登場する妖怪たちのブロンズ像がずらりと並ぶ「水木しげるロード」では、妖怪たちをイメージした食べ物も人気を集めています。
<キャラクターたちがパンになった>
▽ 神戸ベーカリー(水木ロード店) | さかなと鬼太郎のまち 境港市観光ガイド 【境港市観光協会ホームページ】
▽ 神戸ベーカリー 水木ロード店 - 境港/パン [食べログ]
神戸ベーカリー 水木ロード店は、鬼太郎・ねずみ男・ぬりかべ・砂かけ婆・一反木綿などをかたどった計7種類のパンを販売。日によっては午前中で売り切れるほど人気だそうです。中でもかわいいと話題なのは、ねずみ男だそう。お土産にも便利な5種類入りの「鬼太郎セット」も用意されています。
<目玉おやじを食べる!?>
▽ 妖怪食品研究所 | さかなと鬼太郎のまち 境港市観光ガイド 【境港市観光協会ホームページ】
▽ 妖怪食品研究所 水木しげるロードで最も妖しいお菓子「妖菓目玉おやじ」 水木しげる記念館となり 製造元は松江の老舗彩雲堂
菓子店・妖怪食品研究所では、目玉おやじをモチーフにした和菓子「妖菓目玉おやじ」を販売しています。老舗の和菓子店・彩雲堂が1つ1つ手作りしているとのこと。刻んだ栗とこしあんを、ねりきりで包んでいます。表面は寒天でコーティングされ、つやつやとした見た目に。ラインアップも2個入りから15個入り、串を刺した食べ歩き用まで、幅広く用意されています。
Title Photo by Kentaro Ohno