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珠玉の“ニセモノ”を展示する「大ニセモノ博覧会」 人魚のミイラの作り方も紹介



大ニセモノ博覧会|プレスリリース|歴博とは|国立歴史民俗博物館

「大ニセモノ博覧会 -贋造と模倣の文化史-」では、約300点の“ニセモノ”と“ホンモノ”を通じて、それらがいかに独自の歴史や文化的な創造性を広げ、普段の生活の中でどのような役割をしてきたのかを紹介します。“ニセモノ”に焦点を当て、民俗学や考古学などの分野を飛び越えて紹介した展覧会はあまり類を見ないそうです。

展示は「プロローグ」「暮らしの中のフェイク」「フェイク-偽文書、偽造の世界」「コピー、イミテーションの世界」「ニセモノの創造性」「博物館の『レプリカ』と『コピー』」の6つで構成します。初めの「プロローグ」では、客を信用させるために発掘する様子を捉えた映像まで“偽造”したという詐欺事件「安南陶器ニセモノ事件」を紹介。なお、販売業者は行方不明になっているそうです。ここでは実際に販売されていた“ニセモノ”の安南陶器を展示します。

第4章「ニセモノの創造性」では、幕末から明治にかけて国内で流行したミイラをピックアップ。なぜ流行したかの背景や謎を解き明かすとともに、当時のミイラを参考にしながら新しく製作された「人魚のミイラ」を初公開します。作り方も“ほんの少し”紹介するそうです。同展のページでは、このほかの展示品に関する説明や見どころが詳しく記されています。

開館時間は午前9時30分~午後5時で、休館日は月曜日。入館料は一般が830円、大学生・高校生が450円 、中学生・小学生が無料です。毎週土曜日は、高校生の入館料も無料になります。

文: あおきめぐみ

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