浮世絵専門の太田記念美術館(東京都渋谷区)は、原宿ファッションなどに見られる「kawaii(かわいい)」のルーツを浮世絵で探る展覧会「江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜」を開催します。遊女や町娘など江戸時代のさまざまな女性に注目し、豪華な髪飾りやカラフルな着物といった当時のこだわりを、約70点の作品で追いかけるとのこと。期間は3月1日(日)から3月26日(木)までです。
▽ 江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜
▽ 3月展「江戸ッ娘ーKawaii」の詳細をHPにアップしています。... / Twitter
海外では“kawaii”という言葉で表現される、原宿エリアの個性的なファッション。同展では浮世絵を通し、江戸時代に生きた女性のファッションから見える“kawaii”のルーツを探るとのことです。
ファッションにこだわりをもって楽しむのは現代人だけでなく、浮世絵に登場する女性たちにも見られる文化だそうです。小物で個性を競ったり奇抜な化粧に挑戦したりしながら、遊女はゴージャスに、町娘は愛らしく、武家の姫君は華やかに、それぞれの個性でファッションを楽しんでいたとのこと。特に当時のファッションリーダーであった高級遊女たちの装いからは、独特の美意識が見られるそうです。
開館時間は午前10時30分~午後5時30分です。期間中の休館日は毎週月曜日。入館料は一般が700円、大学生・高校生は500円、中学生以下は無料です。