はてなブログやはてなブックマークで見つけた風景をまとめていきます。厚生労働省によると、過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1ヶ月以上休業又は退職した労働者がいる企業は増加しています。2012年の調査結果を産業別に見ると、情報通信業がもっとも割合が高くなっています。ストレスの内容は男女とも「職場の人間関係の問題」がトップです。今回は、心療内科に通っているという会社員の匿名の声をご紹介します。
▽ 会社に病気がばれた
この投稿者は、数年前から会社に内緒で心療内科へ通っていたそうです。きっかけは、「その当時の上司からのパワハラで、自分にだけ業務をまわしてもらえない、仕事が無いからもちろん評価もされない(職種柄、自分で仕事を見つけるようなものではないため、自分から進んで仕事を行うというのには限界があった)皆の前で理不尽に怒られる等々、今思えば、様々なパワハラに該当することをされており、精神的に参ってしまった」からだといいます。
その後、人事異動や周囲の助けもあり調子が良くなってきていたのですが、最近、「いわゆる“厄介な”チーム」へ異動になったとのこと。「今回の異動先での業務は、私はまったくの初心者でしたし、他の人の目がほとんどない孤立した場所が仕事場で、リーダー+同じチームのほとんどの人から仕事も教えられず、あげく質問しても答えてくれない環境は、さすがに堪えました。しかもそのリーダーは、パワハラで有名な人ですよ」と、こぼしているのです。
この環境に耐えられず、会社をお休みすることになりました。数年前から心療内科に通っていたことが、会社の人にも知られてしまいました。投稿者にとっては、それが「今回一番堪える」といいます。「今まで一緒に仕事をしていた人で、私の前でメンタル系の病の悪口を言っていた人は離れていくのだろうか。他の人たちも離れるのだろうか」と、心配しているのです。気の毒な話に思えますが、はてなブックマークのコメント欄の反応はどうだったでしょうか。
「そもそも、病気で通院していることを会社に知られることが『ばれた』という言葉で表現されること自体が異常だと思う」
「辞めた方がいいのでは」
「逃げたら負けだと感じるかもしれないけど、勝つことに価値がない。先ずは逃げて」
「ソシャゲの会社とかでは『病院に行ってから出社します』という勤怠メールが多い人は、『うつ』っていう暗黙の了解があった」
「うちの会社は、ちょっとでもその傾向があったら(遅刻が多い、ミスが多いとか)すぐに産業医面談させる。無理は誰のためにもならない」
「パワハラリーダー人材の豊富な企業ですね」
「辞めろというブコメが結構あるけど退職後に悪化すると社会復帰できなくなる恐れがあるので、休職で復帰の道を残しておくのは割と基本的なアドバイスなのよ。この人の場合は配置転換で上手く行ってたから尚更だと思う」
「大体、うつは過剰業務か、パワハラ上司であることが多い。パワ上司は個人としては優秀だったりするが、チームプレイでは人を5、6人潰してる。その意味では、本当の問題はパワ上司を辞めさせない会社にある」
「こっそり病院に行ってる人って多いのかな。かといって行ってます宣言するのもねぇ…」
「普通に報告したわ。先にそうしていた人がいたおかげだけど・・・彼がいなかったら心療内科に行くことすら思いつかなかったかもしれない」
「それで離れるような人と付き合うメリットなんて何もないよ」
「似たような状況が近くで起こってる」
「つらそう」
とのことでした。
Title Photo by Graham Hills