はてなブログやはてなブックマークで見つけた風景をまとめていきます。文部科学省が2011年に公表した「教育の情報化ビジョン」では、学校施設へのデジタル教科書や電子黒板の導入が「21世紀にふさわしい学校教育」のために重要な環境と位置付けられています。2014年3月時点で、全国の公立学校における「電子黒板のある学校の割合」は76.4%ありますが、台数としては1校につき2、3台で、広く普及しているとはいえません。
▽ プロジェクターで授業をする小学校の教員
上のはてな匿名ダイアリーの記事には、情報技術を活用して授業をする小学校の教員の様子が、父兄の目線でつづられています。黒板を使わず、電子教材をスクリーンに映して授業を行い、できるだけノートパソコンでメモを取るよう児童に求めているそうです。学期始めの保護者会で子どもにPCを持たせるようアナウンスがあり、ほとんどの保護者がしたがったとのこと。
紙と鉛筆を使うことも認められているそうですが、他にも「電子教材は授業前日までに担任の自宅サーバーからダウンロード」「モバイルWi-Fiルーターやスマホのテザリングで分からない言葉を調べたり」「シャイな子はメールで担任に質問し、随時メーラーをチェックしている担任はその場で回答」など、インターネットを駆使した学校教育のあり様が報告されています。この匿名の投稿に、はてなブックマークのユーザーからも多くの反響がありました。コメント欄からいくつか紹介します。
「この先生たぶん公立中。いや効率厨。嫌いじゃないよ」
「高校入試も大学入試も資格試験もまだペーパー試験なんでノートは手で書いた方がいいぞ。試験の時に漢字が書けずに後悔するよ」
「給食費払わない親がいるのにPC持って来いとか実際には無理だろうなぁ…」
「いや、まだ国立である可能性も……。その前に使い古したPCのバッテリーを買いかぶりすぎじゃないかと」
「これについてはコメントしようがないけど、黒板をノートに書き写すだけの授業はなんとかしたいところだな」
「20年前の今年に第3新東京市で見た」
「ネタじゃない前提で、これ何年生か分からんが低学年にやらせるのはきつそうだし、担任持ちあがりじゃないなら他の先生との整合がつかないんで、お互いにロスが大きそうな」
「へー、進んでいるね。個人の権限でできるの?板書や藁半紙が、とにかく嫌だったので、歓迎。ぜひPDFで配布して」
とのことでした。
Title Photo by naosuke ii