日本・東洋の古美術や歴史資料などを収蔵・展示する永青文庫(東京都文京区)は、性風俗を描いた江戸時代の浮世絵「春画」を、9月19日(土)から展示します。春画は日本の文化にもかかわらず、国内で初めての企画展だそう。はてなブックマークには行きたいという声や、同館の理事長である細川護熙元首相の英断をたたえる声などが集まりました。
▽ http://www.eiseibunko.com/shunga/index.html
春画展では、人の手によって描かれた「肉筆」の作品をはじめ、菱川師宣や葛飾北斎などが手掛けた版画作品、ポケットサイズの小さな「豆判」、永青文庫所蔵の作品などを展示。作品数は約120点で、2013年10月から2014年1月まで春画の企画展を催したイギリスの大英博物館や日本の美術館、個人のコレクションなどから集められました。
▽ http://www.waraku-an.com/diary/diarys1/eiseibunko/
期間は12月23日(水・祝)までで、前期と後期に分かれて開催されます。期間中は講演会やシンポジウムなどの関連企画も実施。小学館ではこの展覧会に合わせ、春画に関連した書籍・画集を出版します。
同展の開催を紹介する記事に対し、はてなブックマークには「行きたい」という声をはじめ、さまざまなコメントが寄せられました。細川護熙元首相の英断をたたえる声や、日本で公開されなかったことへの疑問の声、現代の性風俗文化への言及なども多く見受けられました。
- 「あ、これ英国では大絶賛だったのに日本の美術館でNGをくらったやつだ」
- 「未来には今のエロマンガ家が有名な大家扱いになってたりするんだろうか」
- 「東京出張を無理やり作ろうっと」
- 「会期初日に速攻で見に行かないと中止になるかもね。目黒区美の原爆を視る展や愛知県美の鷹野隆大みたいに」
- 「楽しみ。内心と裏腹にすごい澄まし顔で見るつもり」
- 「細川家当主としての細川さんだけど、こういうところで元首相の肩書が活きるのは感慨深い」
- 「こういう分野での『古き良き日本』とか『クールジャパン』はないことにされてるよね」