日本文学の世界観を“読み師”と“具現師”で構成する朗読劇「極上文學」シリーズは、第10作目として、谷崎潤一郎の「春琴抄」を東京と大阪で6月に上演します。壮絶で衝撃的な愛の形を、ビジュアルと音楽、マイムを組み合わせて美しく紡ぐとのこと。華やかなキービジュアルは、「同級生」「ウツボラ」などで知られるマンガ家・中村明日美子さんが手掛けています。
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今作の題材は、本質的な耽美主義を描く、谷崎潤一郎の名作「春琴抄」。「極上文學」シリーズ独自のマルチキャスティング制で、毎日異なる出演者を組み合わせて上演していきます。キービジュアルでは、作品の耽美な世界観を、中村明日美子さんが繊細かつ鮮やかに表現。同シリーズのキービジュアルは過去にも有名アーティストが手掛けており、これまで丸尾末広さん、しりあがり寿さん、宇野亜喜良さんらが独自のタッチで文学作品を表現しました。
3月10日(木)現在、読み師の出演者には足立英昭さん、伊崎龍次郎さん、大高洋夫さん、鈴木裕斗さん、富田翔さん、藤原祐規さん、桝井賢斗さん、松本祐一さん、和田琢磨さんが決定。具現師は、赤眞秀輝さん(ナイスコンプレックス)、神田友博さん(ナイスコンプレックス)、福島悠介さん、濱仲太さん(ソラトビヨリst.)、太田守信さん(エムキチビート)の出演が決まっています。
「本格文學朗読演劇 極上文學」シリーズは、日本の文学作品を上質な世界観で表現することにこだわり、2011年から上演。以前は、坂口安吾の「桜の森の満開の下」、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、夢野久作の「ドグラ・マグラ」などを題材に演じてきました。豪華な出演者も話題で、これまでにも唐橋充さん、鈴木拡樹さん、小野賢章さん、松田凌さん、蒼井翔太さんといった、舞台やテレビで活躍する人気俳優がキャスティングされています。
本格文學朗読演劇 極上文學 第10弾「春琴抄」
<公演概要>
- 東京公演:全労済ホール/スペース・ゼロ
- 6月16日(木)~6月19日(日)
- 大阪公演:大阪ビジネスパーク円形ホール
- 6月25日(土)~6月26日(日)
<キャスト>
- 読み師
- 足立英昭
- 伊崎龍次郎
- 大高洋夫
- 鈴木裕斗
- 富田翔
- 藤原祐規
- 桝井賢斗
- 松本祐一
- 和田琢磨 ほか
- 具現師
- 赤眞秀輝(ナイスコンプレックス)
- 神田友博(ナイスコンプレックス)
- 福島悠介
- 濱仲太(ソラトビヨリst.)
- 太田守信(エムキチビート)
<スタッフ>
原作:谷崎潤一郎「春琴抄」
演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
奏で師・音楽:橋本啓一
キービジュアル:中村明日美子
Twitter:@MAG_play