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舞台『刀剣乱舞』の刀剣男士たちが渋谷に降臨 三日月宗近が“再演決定”を告知したスペシャルイベント



パルコアート | PARCO ART

渋谷パルコは7月8日から7月18日まで、パート1の地下1階にあるギャラリー「PARCO GALLERY X」で舞台『刀剣乱舞』衣裳展を開催。同公演に登場した刀剣男士12人の衣裳や小道具が展示されたほか、限定グッズなどが販売されました。スペシャルイベントは、衣裳展と連動する形で7月15日の午後8時から約30分実施。渋谷の中心に刀剣男士6人が登場するという特別な瞬間を見ようと、朝から大勢のファンが抽選に参加したそうです。

刀ステ

三日月宗近役 鈴木拡樹さん

登壇したキャストは、三日月宗近役の鈴木拡樹さん、山姥切国広役の荒牧慶彦さん、宗三左文字役の佐々木喜英さん、江雪左文字役の輝馬さん、小夜左文字役の納谷健さん、へし切長谷部役の和田雅成さんの6人です。明智光秀役の窪寺昭さんによる司会で幕を開けたイベントは、まず1人ずつの殺陣からスタート。劇場のステージと客席の距離よりも近くで繰り広げられる迫力の立ち回りに、観覧エリアからは途切れることなく歓声が上がっていました。

刀ステ


(左上段から)江雪左文字役の輝馬さん、宗三左文字役の佐々木喜英さん、三日月宗近役の鈴木拡樹さん、山姥切国広役の荒牧慶彦さん、へし切長谷部役の和田雅成さん、小夜左文字役の納谷健さん
マスコミによるフォトセッションの際、刀剣男士たちが向きを変える度にその方向にいるファンから悲鳴が上がった

刀ステ

マイクが何なのかよく分かっていない様子の三日月宗近。山姥切国広が「これは拡声器といってな、これに声を当てると声が大きくなる」と教えるという、舞台の世界観が続いているような一場面も。この後、三日月宗近は「なるほど。はっはっは。声を大きくしてくれるか。世話を焼かれるのが好きだ」と笑い、山姥切国広は公演のせりふを用いて「クソジジイ」とツッコミを入れる

刀からマイクへと持ち替えた刀剣男士たちは、自身のせりふを添えながら自己紹介。その度にファンから歓声が上がります。その後、公演中のエピソードを語るトークコーナーがスタートしました。

──本番を終えての感想をお願いします。

鈴木 やっとこの新しいコンテンツが進み始めたなと感じました。思っていた段階よりも、座組作りの形においてこんなにも早く良いカンパニーが生まれるんだなというのを今回の作品で実感しました。ミュージカル版(ネルケプランニング制作のミュージカル『刀剣乱舞』)もありますが、また別の本丸として見てくださると嬉しいです。舞台版はこの連携を生かして、普段ゲームでは見られないような1振り1振りの関わりを見ていただける作品になったんじゃないかと思います。この形を大事にして、次回作に向けて頑張っていきたいと思います。

──役が決まったときの感想を教えてください。

荒牧 キャラのビジュアルを見て、なんでマント被ってるのかな?とまず思いました(笑)。でも殺陣が多いステージなので、逆にこのマントがあるからこそ、刀を使うときに布のひるがえりをうまく使えばすごく良いまんばちゃん(山姥切国広)が作れるんじゃないかなと思いました。

──稽古場での役作りで気を付けたことは?

佐々木 原作がゲームなので、誰よりもゲームはやり込んでやろうと思って即ダウンロードしました。公演が終わってからもずっとやってるんですよ。宗三左文字がレベル90を超えました。これからもどんどん育てて強い宗三に仕上げていきたいと思っています。審神者レベルは68です。

──ビジュアル撮影で衣裳を着け、メイクをしたときの感想は?

輝馬 見ていただいたら分かると思うんですけど、女性もしたことのない超ロングロングヘアです。本当はもっと長かったんですよ。苦労した部分もあるんですが、本番中に良い武器として使えるかなと。これで戦うんじゃないですよ?(笑)。見栄えだったりかっこよさだったり、他のキャラクターにはできないような動きや見せ方ができたんじゃないかなと思いました。

──他のキャストとのエピソードを教えてください。

納谷 本当に楽しい方たちで……(笑)。小夜を皆に愛される愛嬌(あいきょう)のあるキャラにしたかったのと、こうした舞台に初めて立つということもあり、小夜の役作りと先輩方にかわいがってもらいたい自分の気持ちがリンクして、ずっと素直な気持ちでいられました。

──毎公演あったアドリブシーン(燭台切光忠が持ってくるお茶請けのメニューが毎回異なっていた)はどうでしたか?

和田 あんなはずじゃなかったんですけどね(笑)。2日目の公演でおはぎが出て、それを食べた後に吹き出してしまいまして……すみませんでした。別の日に、そのシーンでまっきー(荒牧)がすっ転んだんですよ! それが俺らは本当に面白くて。

荒牧 そうですね、マントが長くて……。座ってるシーンなんですけどね、ちょっと立とうと思いまして。見事にマントを踏んじゃいました。左肩を持っていかれて。

和田 俺がボケた後にそれだったから全部笑いが取られて……ということもありましたね。

刀ステ

──最後に一言ずつお願いします。

和田 こうしてまたへし切長谷部として戻ってこられたのが本当に嬉しいです。また皆さんの前でへし切長谷部として立てるように務めてまいりますので、そのときはまた本丸でお会いしましょう。

納谷 僕にとって本当に思い入れの深い役になりました。この舞台自体、本当に大好きですし、キャストの皆さんも大好きです。見ていただいたお客さんも愛情を注いでくださったので、また機会があれば小夜左文字の姿で立てたらなと思います。

輝馬 刀剣乱舞がもっともっと大きくなって、全国、世界、宇宙へと羽ばたいていけるような作品にしたいです。宇宙でもやれるように僕たちも精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。

佐々木 今日は朝から雨が降っていたにもかかわらず、こんなにたくさんの方が足を運んでくださって、刀剣乱舞という作品はたくさんの人に愛されているんだなとあらためて感じました。これから僕も刀剣乱舞の一ファンとして、どんどんゲームをやり込んで、またいつか宗三左文字として皆さんの前に立てる日がくればいいなと思っています。

荒牧 皆さんから愛されている刀剣乱舞という世界を、もっともっと魅力的な作品にするべく、僕もまんばちゃんとして刀ステ(舞台『刀剣乱舞』)の本丸の一員としてできることをやっていきたいと思います。これからも刀剣乱舞をよろしくお願いします。

鈴木 舞台を終えて、あらためてイベントという形で皆さんにお会いできたことを本当に嬉しく思います。再演に向けて、どういう形を作っていけるのか楽しみです。劇場でお待ちしておりますので、ぜひ足をお運びいただけたらなと思っています。

刀ステ

最後のフォトセッションは観覧エリアにいるファンにも撮影が許可され、三日月宗近はあちこちに目線を送っていた

最後に鈴木さんだけがステージ上に残り、あらためて2016年冬の再演が発表されました。三日月宗近役は、5月の初演と変わらず鈴木さんが続投。演出・脚本も末満健一さんが引き続き担当します。鈴木さんは「皆さまの応援のおかげで再演が決定しました。これからも刀剣乱舞、並びに舞台『刀剣乱舞』をよろしくお願いします」とファンに呼び掛け、スペシャルイベントは幕を下ろしました。

文: あおきめぐみ

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