国立国会図書館は10月15日(土)から、展示会「続・あの人の直筆」を東京本館(東京都千代田区)で開催します。同館が所蔵する有名人の書簡や句稿、絵画などを約120点展示するほか、資料の解読にチャレンジできるコーナーなども用意。11月18日(金)からは、一部の展示が関西館(京都府相楽郡)に巡回します。
▽ 企画展示 「続・あの人の直筆」|国立国会図書館―National Diet Library
▽ 国立国会図書館の展示(東京・関西) | Facebook
同展は、2014年秋に東京本館で開催された「あの人の直筆」に続く第2弾です。主に近世から近現代に活躍した有名人の「直筆」にスポットを当て、序と全4部の本編で構成します。戦国武将、幕末の志士、文豪、政治家、歌舞伎役者、芸術家、有名人の妻など、多様なカテゴリーの人物が登場。書簡や句稿、絵画、手稿譜(手書きの楽譜)といったさまざまな形の直筆を紹介します。資料の解読にチャレンジできるコーナーや、文字をなぞる体験ができるコーナーもあります。
慶長15年(1610年)~慶長18年(1613年)ごろに書かれたとされる伊達政宗の書状
大久保利通が伊藤博文に宛てた、長さ5m近くに及ぶ書簡
夏目漱石が正岡子規に送った句稿には、新婚の妻と旅行した折の句も
東京本館での会期は10月15日(土)~11月12日(土)で、10月31日(月)からは展示内容を変更します。関西館では東京本館出展資料の一部(約30点)と直筆博士論文を展示。会期は11月18日(金)~12月3日(土)です。展示内容や開催日時などの詳細は、国立国会図書館のサイトをどうぞ。