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Twitterで「軽率に」の使い方が変化している? ニュアンスの解釈で議論に



「軽率に」の用法が変化している? - Togetter

「軽率」は「注意深く物事を考えることなく、すぐ決めたり、したりする態度であること」(『岩波国語辞典』第七版新版より)という意味で、ネガティブな行動に対して使われることが多い言葉です。Twitter上で「軽率に」という単語をよく見かけるようになったとツイートしたユーザーは、従来の「軽率」の用法とは違ったニュアンスで使われていることに疑問を感じたそう。「特に深く考えずに取る行動であれば何でも『軽率に』と表現している」とする一方で、「単純に『気軽に』で置き換えはできない」と分析しています。

このツイートをきっかけに、他のユーザーも「軽率に○○プレイして(読んで)沼にはまった的な表現をよく見る気がする」「なんとなくとか気軽みたいな意味で『軽率』という単語が使われてた」と“目撃談”を投稿。日本語の用法の変化かと思われたものの、分析が重ねられるうちに「一種の流行言葉なんじゃないかなと予想」「女子オタク発祥な気がしてる」といった推測に辿り着いていきました。中には「ある特定の状況を表すのに使い勝手の良い言葉だと思っている。沼、っていうオタク用語とセットにして使うと人に状況を伝えやすい」とのツイートも見受けられます。

ニュアンスが変化して一部で広まっている「軽率に」の使い方に、はてなブックマークのコメント欄には「よく気づくなぁ。今後拡散するのを観察できるのか、はたまた一部の流行になっておわるのか」「おもしろい。『気軽に』にやや自虐的なネガティブ感を表現するのにピッタリだったのかな」「全然、の変化に確かに似てる」などの反応が集まっています。

文: あおきめぐみ

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