新潮社は、多くの作家が愛用してきた山の上ホテル(東京都千代田区)で原稿執筆ができる宿泊プランを用意しました。同社が提供している自費出版の利用者限定で、室内には専用のライティングデスクとライトを設置するとのこと。希望があれば、編集者が定期的に部屋を訪ね、執筆・校正に関する打ち合わせや質問などを受けるとしています。
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山の上ホテルは、アール・デコを基調としたたたずまいや、きめ細かなサービスで多くの文人に親しまれてきたというクラシックホテルです。川端康成をはじめとする多くの作家が定宿として利用し、作品の舞台としても使われてきました。
新潮社の「『山の上ホテル』執筆プラン」では、和室にベッドを置いた本館のデラックスルームに2泊3日から宿泊できます。基本プランでは朝食と夕食を用意。夕食は、『鬼平犯科帳』などで知られる作家・池波正太郎さんのエッセイにもしばしば登場する「てんぷらと和食山の上」か鉄板焼きガーデンのどちらかを選べます。
滞在中の外出は自由。ホテル近くのフィットネスクラブは無料で利用できます。1泊当たりの料金は1室1人で24,000円(税・サービス料込み)、1室2人で40,000円(税・サービス料込み)です。土曜日・休前日は1人につき3,000円の追加料金がかかります。新潮社は「緑に包まれた閑静なお部屋で、心ゆくまで原稿執筆や著者校正にご専念ください」と同プランを紹介しています。