京都と滋賀を結ぶ明治時代の産業遺産「琵琶湖疏水」で、通船の復活に向けた試行船体験ツアーが開催されます。運航コースは3つ。最長は大津~山科~蹴上コースの7.8kmで、約60分かけて下ります。実施は3月28日(土)から5月6日(水・休)までの計16日。そのうち前半8日間に当たる第1期の参加申し込みを、2月22日(日)まで受け付けています。
▽ http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000177893.html
明治に造られた琵琶湖疏水は、開通から数十年、旅客・貨物を乗せる舟運として活発に利用されてきました。しかし、1951年(昭和26年)に運行を停止。2015年が琵琶湖疏水竣工125周年に当たることを受けて企画された試行船体験ツアーでは、参加者からの意見をもとに、京都市と大津市を結ぶ通船の復活を目指すとしています。
用意されたコースは、大津~山科コース(4.2km・約30分)、山科~蹴上コース(3.6km・約30分)、大津~山科~蹴上コース(7.8km・約60分)の3つ。大津~山科コースでは、山科山麓に広がる舟溜まりや、三角橋などの舟運関連施設を楽しめます。山科~蹴上コースでは、鮮やかな朱塗りの正嫡橋や、日本最初の鉄筋コンクリート橋なども眺められるそうです。
第1期の対象期間は3月28日(土)から4月19日(日)までの計8日。いずれのコースも1日4便ずつ、1便当たり6人乗りで運行します。小学生以上でアンケートに協力できる人が対象で、居住の市内外は問いません。申し込みはJTB西日本がFAXまたは郵送で受け付けています。応募できるのは1人につき1回のみで、同行者は1人のみ。応募者多数の場合は抽選です。
それぞれのツアー料金は以下の通り。第2期の申し込みは3月1日(日)から受け付けます。
- 1人当たりの参加料金(小学生以下は半額)
- 大津~山科コース(4.2km・約30分):1,000円(税込)
- 山科~蹴上コース(3.6km・約30分):1,500円(税込)
- 大津~山科~蹴上コース(7.8km・約60分):2,000円(税込)