生鮮品の中でも、特に傷みやすい魚介類。冷蔵庫から出して使おうとしたら、水分が染み出ていたり、生臭さが気になったりしたことはありませんか? 魚介類の鮮度を保っておいしく冷蔵・冷凍保存するコツを紹介します。
■ 魚介類の保存の基本
魚を上手に保存すれば、傷みやにおい移りを抑えることができます。ライオン「Lidea」のこちらのページでは、魚を冷蔵・冷凍する際の適切な手順を紹介しています。
▽ 魚や貝などの正しい冷蔵・冷凍保存方法 | Lidea(リディア) by LION
- 冷蔵保存のコツ
- 傷みやすい内臓やえらなどを取る
- チルド室・パーシャル室などの特定低温室を活用する
- 生臭さの原因になる水気を拭き取る
- 空気に触れると雑菌が増えるので、ラップで包み、ジッパー付きの保存バッグで密閉する
- 加熱をしたり下味を付けたりして保存性を良くする
- 冷凍保存のコツ
- 新鮮なうちに冷凍する
- 傷みやすい内臓やえらなどを取る
- 霜ができるのを防ぐために水気を拭き取る。1匹丸ごと冷凍する場合はクッキングペーパーを内臓部分に詰める
- 冷凍に時間がかかると細胞が壊れて傷みやすくなるので、急速冷凍する
- 空気に触れると雑菌が増えるので、ラップで包み、ジッパー付きの保存バッグで密閉する
- 加熱をしたり下味を付けたりして保存性を良くする
また魚介の種類によって、適切な保存方法が少しずつ異なります。上記のエントリーでは丸ごとの魚、切り身、干物のほか、イカ、エビ、貝類、タラコなどの冷蔵・冷凍のコツも丁寧に解説されています。
■ 下味を付けておけば、あとは焼くだけ、揚げるだけ!
下味を付けて保存しておけば、魚が長持ちするだけでなく、調理時間も短縮できます。お弁当のおかずにもいかがですか?
<しょうゆ、みそ、カレー味の焼き魚を手軽に>
▽ http://www.kyounoryouri.jp/c_dic/_175_%E5%88%87%E3%82%8A%E8%BA%AB%E9%AD%9A%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%AD%98%E6%B3%95%E3%80%80%E5%86%B7%E5%87%8D%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF.html
NHK「みんなのきょうの料理」のページでは、サケにしょうゆ味、メカジキにカレー味の下味を付けて冷凍保存する方法を動画で紹介しています。魚の切り身は下味を付けて冷凍することで、中まで味が染み込むそう。いずれも約3週間保存できます。
▽ 買った食材を腐らせないために! 初心者でも簡単にできる肉・魚の冷凍保存法 - ぐるなび みんなのごはん
「みんなのごはん」で紹介されているのは、冷凍保存できるサケのみそ焼きの作り方。サケの表面に調味料を塗ってラップで包み、ジッパー付きの保存バッグに入れて冷凍すれば、フライパンで焼くだけでいつでもみそ焼きが楽しめます。
<おつまみにもぴったりな塩サバの竜田揚げ>
▽ 下味をつけて冷凍保存☆塩サバの竜田揚げ レシピ・作り方 by ロップイヤーももちゃん|楽天レシピ
塩サバの骨を取り除き、日本酒やしょうゆ、ごま油などと合わせれば、竜田揚げ用の味付けができます。使うときは自然解凍してから、片栗粉をまぶしてきつね色になるまで揚げましょう。
<いろいろ使える塩イカ>
▽ 塩いか byワタナベマキさんの料理レシピ - レタスクラブ
▽ 青森産なのに信州名物!? 「塩いか」 (2007年11月14日) - エキサイトニュース
信州名物の「塩イカ」は、下処理をしたスルメイカに塩を擦り込んでゆでたもの。冷蔵庫で約5日間保存でき、酢の物、和え物、天ぷらなどさまざまな料理に使えます。
肉、野菜、お米などの保存のコツについては、はてなニュースの下記の記事もぜひチェックしてみてください。
▽ 美味しさを保つには?これは冷凍できる?食材別「冷凍保存のコツ」 - はてなニュース
▽ 肉をおいしく、長持ちさせる冷蔵・冷凍保存のコツ 下ごしらえで時短レシピも - はてなニュース
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